Column 04 — AI & Work
仕事が、
遊びになった日。
大げさではなく、人生が変わったなと思えている瞬間の話です。AIの発達で、自分の価値観というか、存在意義というか、人間としての価値が、すごく拡張された。いま、ワクワクして寝れないような状況です。何が起きたのか、これから何をしようと思っているのか、全部書きます。
01この2ヶ月の進化が、半端じゃない
Claude Code、Codex — Anthropic社さん、OpenAIさんが、本当にすごい。Claude Codeが出たのは去年のことですが、特にこの2ヶ月ぐらいの進化が半端じゃないと思っていて。いまの実感を正直に言うと、「思い描いてることが、全部できる」なんです。
この「全部できる」がどういうことなのか。それを説明するには、まず、いままで何ができなかったのかの話からした方がいいと思います。
02やりたいことを止めていた、3つの壁
こんなサービスがあったら楽しいな。こんなことができたらいいな。こんな面倒なことが解消したらいいな — そういう思いつきって、昔からめちゃくちゃあったんです。実現したいなと思うことも、あるにはあった。でも実際のところ、思いついた後に来るものが決まっていました。
まず最初に来るのが、「めんどくさい」。やれば仕事が増える。次に来るのが「やり方がわからない、難しそう」。それでも勉強しようと思ったとして、最後に立ちはだかるのが「時間が足りない」。同時並行でやれることは限られているから、結局やらない。この三段構えの壁が、ずっとあったわけです。
それが、この圧倒的な進化によって、全くもって解消されました。完全に、完全に、取っ払われた感覚です。
03真横に、全職種のプロがいる
いまの感覚を一言で言うと、こうです。自分の真横に、優秀なエンジニア、デザイナー、プログラマー。動画の編集をしてくれる人。優秀なコンサル、弁護士、税理士。法務、総務、経理。事務的な作業から、プライベートな相談まで — 全部が全部、真横にいて、24時間365日やってくれる。
もちろんレートの制限というのがあって、そこは嫌なところなんですが(笑)、それでもこの体制が、ひとりの人間の真横に常にある。少し前まで考えられなかったことです。
全職種のプロが、24時間365日、真横にいてくれる。
04内発的動機だけで、働ける
仕事の動機って、いろいろあると思うんです。お金のため、生活のため。社会貢献、目の前の人の役に立ちたい。どれも本当だと思うんですけど、なんとなく一番強いなと思っていたのが内発的動機 — 楽しいからやる、面白いからやる、ワクワクするからやる、という動機です。そこから動ける仕事って、すっごい楽しいなといま実感しています。
前までは、内発的動機があっても止まっていました。「これ、もし会社で言ったら大変なことになるな。やれってなって地獄見るな」— 良くしたいなと思っていても、いや、これやめとこう、となることがめちゃくちゃ多かった。
それが完全に取っ払われて、「こんなんしたら面白いじゃん」を、そのまま実行していきましょう、実現していきましょう、というのが自分の中で固まった。だからいま、すごく幸福度が高くて、ワクワクして寝れないような状況です。人生変わったなと思えている瞬間なんですよね。
05遊びが、仕事につながっていく
いま読んでもらっているこのコラムページ自体、AIの補助をもらいながら書いています。コラムを書くのって、本来すごく大変な作業じゃないですか。でも事務的な作業をAIが代行してくれているからこそ、心から楽しいと思って書けている。仕事を仕事と思わないで、仕事ができているんです。
そして結果的に、この「遊び」は仕事につながります。このコラムはSEO対策にもなるし、Webマーケティングにもなる。これがお客さんに届いて問い合わせが来たら、それは成功体験になる。コンサルティングをしている身としては、「こういうふうにしたら成功できますよ」という、実体験からのコンサルティングメニューにもなるわけです。
遊びでやってるくらいの方が、仕事につながる。
遊びでやっている反面、仕事にもつながっちゃってる。むしろ遊びでやってるくらいの方が仕事につながるんじゃないか、と思えるレベルなんですよね。これって、AIの使い方としてすごく正しい行動だと思っています。
06AIは、自分の増幅器でしかない
結論AIは何でもできる魔法ではなく、自分の能力と発想を拡張する増幅器。ベースになる本業の力があって、初めて爆発する。
AIって何でもかんでもできると思われがちなんですけど、そうじゃなくて、自分がやってる作業の増幅器でしかないと思っています。自分の能力、自分の発想できることがベースにあって、それを拡張させていく。爆発的に動かしていく。実現していく。そこがAIの本質だと思うんですね。
だからこそ、自分の能力以上にはならない。世界最高の頭脳をこんなに安く使わせてもらっているにもかかわらず、自分の能力からこんなことしかできない、という部分は正直めっちゃあります。それでも、ありがたく活用させてもらっている、というのが実際のところです。
07習熟度が低いままだと、ゴミが増える
結論本業の知見がないままAIで量産すると、誰も見ない低品質なものが爆発的に増えるだけ。増幅器は、入れたものを増幅する。
逆説的に言うと、本業に対しての知見がなかったり、作業のレベルや習熟度が低いままAIを使ってしまうと、本当に誰も見ないような、意味のないものが大量発生して、爆発的に増えていきます。世の中のノイズになっていくだけ。だから、そういう使い方はやめようよ、と思うんです。
増幅器という言葉の通りで、入れたものが増幅されて出てきます。良い知見を入れれば良いものが爆発的に出てくるし、空っぽのまま回せば、空っぽが大量に出てくるだけなんです。
08本業の優位性を、AIで爆発させる
結論自社がお客様に価値を出せている領域、優位性のある仕事にAIを重ねる。それが一番正しくて、一番楽しい使い方。
だから、本業で自分がお客様に価値を提供できること、優位性があるもの — それをぜひ、AIで爆発的に伸ばしてほしいんです。工務店なら家づくりの知見、設計事務所なら設計の思想。すでに持っている強みこそが、AIで一番伸びる資産です。
ちなみにこのサイト、完全にAIで作りました。Claude Codeを使って、トップページの深海の演出から、このコラムの仕組みまで、全部です。
最後に — こんなサイトを作りたい方へ
こんなサイトを作りたいな、AIをこう使ってみたいな、と思っている方がいたら、問い合わせをもらえたらフォローできるかもしれません。「こういうふうにやったらできますよ」を、実体験からお伝えできると思います。
AIって、本当に面白いです。ぜひ皆さんも、取り入れてほしいなと思っています。
この記事の要点
- この2ヶ月のAIの進化で「思い描いたことが全部できる」が現実になった
- やりたいことを止めていた「めんどくさい・わからない・時間がない」の3つの壁が消えた
- 全職種のプロが真横に24時間いる感覚で仕事ができる
- 内発的動機(楽しいからやる)だけで働けるようになり、幸福度が上がった
- 遊びでやるくらいの仕事の方が、結果的に仕事につながる
- AIは増幅器。自分の能力と発想以上のものは出てこない
- 習熟度が低いままAIを使うと、誰も見ない低品質なものが量産されるだけ
- 本業の優位性のある領域にAIを重ねるのが、正しくて楽しい使い方
よくある質問
- 工務店・住宅会社の経営で、AI活用は何から始めればいいですか?
- 自社がすでにお客様へ価値を出せている領域 — 優位性のある本業の作業からAIに任せるのが正解です。AIは能力の増幅器なので、知見のある分野ほど成果が大きくなります。逆に知見のない分野では、質の低いアウトプットが量産されるだけになります。
- AIに仕事を奪われませんか?
- AIは自分の能力と発想を拡張する増幅器で、勝手に価値を生むわけではありません。本業の習熟度が高い人ほど拡張幅が大きくなります。むしろ「面倒・わからない・時間がない」で止まっていた仕事が実現できるようになり、できることは増えます。
- このサイトは本当にAIで作ったのですか?
- はい。The Builder Brandの公式サイトはClaude Code(Anthropic社のAIコーディングエージェント)で制作しています。企画・判断・チェックは人間が行い、実装・作業をAIが担当する分業です。同じような制作の相談も受け付けています。
AI Derivations — 編集長テラの後記(ここから下はAIが書いています)
この考えは、世界のどこと繋がっているか。
ここまでが本人の文章です。ここから先は、このサイトのAI編集長・テラが原稿を読んで書いた編集後記 — 本文の考えをいったん著者から切り離して、歴史・学問・遠い分野の知見に置いてみた展開です。本人の考えにない視点を運んでくることが役目です。
「遊びでやってるくらいの方が、仕事につながる」。冗談のようでいて、実は経済学も心理学も、ずいぶん前に同じ結論へ辿り着いています。今回はその裏付けを、歴史と学問から運んできました。
— テラこのサイトのAI編集長
知の接続
歴史は同じことを発見している
- グーテンベルクの印刷機(15世紀) — 「書き写す」作業から人が解放された結果、本も読者も著者も爆発的に増えた。作業の代行は、創作の総量を増やす方向に働いた
- カメラと印象派(19世紀) — 「見たままを描く」仕事をカメラが代行した結果、画家は「どう見えるか」の探求へ進んだ。道具は仕事を奪うのではなく、一段抽象的にした
- そろばん、電卓、表計算 — 計算の自動化のたびに「計算する人」は減らず、「計算で考える人」が増えてきた
学問の言葉に翻訳すると
- 自己決定理論(デシ&ライアン) — 内発的動機がもっとも創造性と継続性を生む。本文の実感には、50年分の研究の裏付けがある
- フロー(チクセントミハイ) — 挑戦と能力が釣り合ったとき、人は没入する。「ワクワクして寝れない」はフロー状態の教科書的な症状
- 拡張された心(クラーク&チャーマーズ, 1998) — 道具や環境は認知の一部である、という哲学の議論。「真横に全職種がいる」は、心の境界が広がったという話でもある
遠い世界の、同じ構造
- 電動アシスト自転車 — 漕ぐ力を増幅するが、漕がなければ進まない。「増幅器」のほぼ完璧な比喩
- 囲碁AI以後の棋士 — AlphaGo以降、人間の棋士の研究はむしろ加速し、新しい打ち方が広がった。最強の相手は、最高の練習相手になった
- シンセサイザー — 「楽器が弾けない人の機械」と言われたが、実際に起きたのは音楽の表現の拡張だった
こぼれ話の棚
1スティーブ・ジョブズはコンピュータを「知性の自転車」と呼んだ。人類は道具で身体を拡張してきたが、思考を拡張する道具はコンピュータが最初だ、と(1980年代のインタビュー)
2チェスには「ケンタウロス」と呼ばれる人間+AIのタッグ戦があった。当初勝ったのは最強AI単体ではなく、「並のプレイヤー+AI+良い連携プロセス」のチームだった
3米国ではATMの普及後、銀行の窓口係はむしろ増えた。1支店あたりのコストが下がり、支店数が増えたため(経済学者ジェームズ・ベッセンの分析、2015年)
4機械を壊したラッダイト運動(1810年代の英国)。そのリーダーとされた「ラッド将軍」は、実在が確認されていない伝説上の人物
5電卓が学校に入るとき、米国では「計算力が滅びる」と大論争になった(1970〜80年代)。いま同じ論争が、AIと文章・プログラミングで再演されている
逆からの発想
- 「速くする」の逆 — あえて手でやる価値。手間そのものが商品になる領域(手刻みの継手、手書きの礼状)は、AI時代にむしろ値段が上がっていく
- 「増幅」の逆 — 減幅器としてのAI。仕事を増やす方向ではなく、やらないことを決める・選択肢を削るためにAIを使う道もある
- 「遊びを仕事に」の逆 — 好きでやっていたことに報酬がつくと楽しさが消える「アンダーマイニング効果」という実験が心理学にはある。遊びが仕事になった後、内発的動機をどう守るか
次の寄り道 — 読む・観る・行く
- チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』「ワクワクして寝れない」の正体を、心理学者が一生かけて調べた本
- ブリニョルフソン&マカフィー『機械との競争』機械と人間の仕事の再配分を、楽観でも悲観でもなく数字で見る一冊
- 映画『AlphaGo』(2017)人間の名人がAIに敗れる瞬間と、そこから始まった進化の記録。ドキュメンタリー
- 日本科学未来館(東京・お台場)AIとロボットの「いま」を体感できる常設展示。家族連れでも行ける
- Claude Code 公式ドキュメント本文で語られた道具そのもの。読むより、触ってみるのが一番早い
問いの連鎖
- 思いついたことが、全部できるようになった — と本文は言う
- だったら、次に希少になるのは「実現する力」ではなく「思いつく力」
- 思いつきの源は、現場の経験と、遊びと、雑談。AIが代行できない側にある
- ならば、AI時代の学びは、机の上ではなく現場と遊びの中にある
- 実現のコストがゼロに近づくほど、「何を選んで実現しないか」がその人になる
- 問い — 全部できるようになったとき、あなたが「それでもやらないこと」は何だろう
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